ファースト・フードに対して、「スロー・フード」という言葉があるのを皆さんはご存知ですか?
ファースト・フードとは、ご承知の通り、短時間で簡易的&スピーディに食事をする、まさに加速度的に成長してきた現代社会を象徴する様な文化のこと。
これに対し「スロー・フード」とは、たとえ日々忙しくても、せめて食事ぐらいはたっぷり時間をかけて、ゆっくりと味わいながら一層美味しく楽しもう、という考えの食文化のこと。
長寿時代を迎え、以前にも増して健康維持に高い関心が集まりだした昨今。体に優しく健康的な、この「スロー・フード」の考え方が、いま全世界的に大きな注目を集めています。
お茶を通じて、皆様に芳しくより豊かな健康ライフのご提供を・・・・・・と願う【かねはち】では、この「スロー・フード」の理念に共感し、くつろぎのひとときを一際ふくよかに、和やかに演出してくれる『お茶』を、スロー・ドリンクと位置づけ、作り手の顔が見える”安心・安全”な選り抜きの銘茶の数々を、香り豊かにご提供して参りたいと思っております。
最近《医食同源(いしょくどうげん)》という言葉をよく耳にします。《医食同源》は、本来中国から伝わった言葉なのですが、日本では「病気を治すのも食事をするのも、生命を養い健康を保つためで、その本質は同じ」という意味で認識されています。でも本家中国では、日本で言うこの《医食同源》の考え方は、古来より《薬食同源》と言われ、ごく一般的に普段の食事に漢方薬を取り入れたりして、病気や老化防止に役立つ『薬膳』として浸透しています。この中国流の《医食同源》=《薬食同源》の考え方に当てはめれば、カテキン等の身体に良い成分を多く含むお茶は、一番身近な『薬膳』素材。皆さんも、”飲むお茶”の楽しみに加え、粉茶(緑茶パウダー)等を上手に活用して、我が家風薬膳で”食べるお茶”の楽しみも気軽に満喫してみませんか?