茶葉の種類 -Kind of TeaLeaf-
代表的な茶葉の種類と特徴
- ■茶摘み前に「よしず」や「薬」で茶葉を保護した最高級茶。海苔に似た独特の香りととろける様な味わいが特徴。
- ■煎茶より2~3倍の長く蒸したお茶で、渋味が抑えられ、甘味とコクのあるまろやかな味と鮮やかな緑色が特徴。
- ■煎茶の中でも特に上質のお茶で、70℃位の低めの温度で淹れると、ほどよい甘味と深味を醸す絶妙の味わい。
- ■流通量の約7割を占める日本を代表する緑茶。細長い形に仕上がった茶葉で、抽出される色は黄色が一般的。
- ■番茶や煎茶に、よく炒った玄米を混ぜ合わせたもの。さっぱりした口当たりと香ばしい風味が満喫できます。
- ■茎茶は、煎茶や玉露の仕上げ過程で、茎や茶軸を選別したお茶。若々しい香りと甘く爽やかな味わいが特徴。
- ■番茶や煎茶を強火で炒り、香ばしい香りを引き出した、渋味や苦味を抑え一際飲みやすく仕上げたお茶。
- ■茶葉が硬くなってから摘み取ったもの、または煎茶の仕上げ過程で選別した、渋味が少なくさっぱりした香味です。
- ■若葉を丁寧に手摘みして蒸した後、揉まずに乾燥させ、葉脈や茎の部分を取り除いて石臼で挽き粉末状にしたもの。
- ■文字通り、茶葉を細かくパウダー状にしたもので、お茶の優れた保健成分をまるごと摂取できるのが特徴。
- ■玉露や煎茶の仕上げ過程で粉だけ選別して作られた、お寿司やさんも御用途の、色鮮やかで濃厚な風味のお茶。
- ■芽茶は、煎茶や玉露を加工する中で選別された芽を集めたもので、緑色が一際鮮やかで、濃厚な味わいが特徴。
緑茶物知りメモ~いつものお茶がさらに楽しくなる~
- ■煎茶には、やっぱり羊羹
- 爽やかな香味と、みずみずしく清涼感溢れる煎茶の喉ごしにピッタリなのは、やっぱり羊羹。
また、冷やして飲む場合やお子様には、フルーツのムースやプリンなど、なめらかなデザートもオススメ。
- ■番茶には、お煎餅が最高
- サッパリと癖のない番茶の口当たりにピッタリなのはお煎餅。それも昔ながらの素朴な醤油煎餅や胡麻煎餅などが最高。
香ばしい煎餅と熱々の番茶は、止められない美味しさです。
またクッキーやお漬物などもオススメ。
- ■抹茶には、濃厚な甘味
- 人一倍濃厚な風味なお抹茶には、ガツンと甘~いお菓子がピッタリ。
和菓子だったら、優雅な形と彩りを誇る茶席の定番・干菓子や半生菓子。洋菓子だったら、生チョコレートが思いがけない味のハーモニーを奏でてくれます。
- ■食前には、玄米茶
- 入れた途端に部屋いっぱいに広がる、食欲を心地よく刺激する香ばしい風味が特徴の玄米茶。食前に飲むと、食事がひときわ美味しくなるコトうけあい。
お茶受けには表面をカリッと焼いた、たい焼きがピッタリ。さらに、マフィンやマドレーヌなども意外とオススメです。
- ■食後には、ほうじ茶
- その特有の香ばしさと飲みやすさで、食後のお口直しなどにもピッタリなのがほうじ茶。お茶受けには、サクッとした食感のカリントウがよく合います。
また、こってり甘いケーキやドーナツを楽しむときのパートナーとしても最適です。
抹茶は飲んでみたいけど、作法が分からなくてつい遠慮しがち・・・なんて方も多いはず。
抹茶の飲み方はもとより、一緒に出てくるお菓子の食べ方だって、
正直どうやって食べれば良いか分かりませんよね・・・そこでワンポイントアドバイス。
銘々皿に黒文字(木の枝を削って作った楊枝)が添えられていたときは、
黒文字でお菓子を一口大に切り、刺していただきます。
干菓子などで黒文字が添えられていないときは、手で割っていただきます。
お菓子を丸ごと口に運ぶのは、見た目も美しくないのでご注意を!