ストーリー【生産農家さんとお茶の紹介】

丸高農園

産地:静岡県 本山(ほんやま)

【001 MIDORIGO -みどりご- 】

(丸高農園 様)

静岡茶発祥の地である本山産地。
その歴史は深く、徳川将軍家御用達のお茶として、徳川家康も愛飲していました。
歴史と伝統に培われた本山は、上質なお茶の産地として知られています。

みどりごができるまでの経緯

台湾より台湾製釜炒り機を導入した際に、釜炒り仕上げに合うお茶を求めて、在来種やいろいろな品種を萎凋(イチョウ)※させ、何十種、百回以上に渡り、香りを調べることを行いました。
そして、その中でもいいなと思わせる独特の香りのある品種茶を、微発酵という独自の技法を用いて仕上げました。

※摘み取った葉を風通しの良い場所で自然の天日で萎れさせ、香りの発揚を促す工程のこと

『みどりご』という名前の由来は、工場での作業中、まるで生まれたばかりの赤ちゃんを思わせるような、甘いミルクのような香りが漂い、これまでに出会ったことのない新しい香りに驚きました。独特の香りを持つこのお茶を、赤ちゃんを大切に育てる想いと重ね合わせ、『みどりご』と名付けました。

こだわりのポイントを教えてください

日本でも栽培されているのはごく僅かの希少品種で、収量も少ないので、最大限にその特長を生かせるように努力しています。
萎凋時間と発酵時間を長めにすることで香りが出る品種なので、きちんと香りを引き出せるように工夫しつつ、細心の注意を払っています。

みどりごの特長は何でしょうか

『みどりご』は、透明感のある淡い黄色の水色を持ち、ほのかに甘く、優しいミルクのような香りを醸し出す逸品です。
ティータイム、リラックスしたい時などにおすすめです。

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ヤマキ鈴木製茶

産地:静岡県 牧之原

【002 YABUKITA -やぶきた- 】

(鈴木直之 様)

やぶきたができるまでの経緯

頑固親父の手間暇惜しまない昔ながらのやり方と、息子の自分が現代の効率的なやり方も取り入れながら、親子でがんばっています。
お互いの意見が合わずケンカをすることもありますが、自分達の想いはただひとつ。良いお茶を作ること。
これを大事に、効率は考えても手を抜かず、丹精込めて安心・安全なお茶を作っています。

こだわりのポイントを教えてください

世界農業遺産にもなっている、静岡の伝統的な茶草場農法を昔から取り入れており、茶園の畝間にススキやササで刈敷きを行っています。
この手間暇かけて草を刈り、草を敷くことで、土の浄化能力が高まり、茶本来の味や香りが良くなります。
半自然草地が作られることで、同時に里山の環境も守っています。
良い農場の目印である『JGAP』の認定農場でもあります。

うちは肥料にかなりこだわっていて、肥料が良くないと葉の肌触りが変わってくるので、手で触ることを意識しながら、お茶の声を聞き、お茶に寄り添うお茶作りをしています。
土壌本来の持つ力を活かすために、複合発酵酵素を用いて、自然の力を高める土作りをしています。

過去には、静岡県菊川市の「荒茶立入品評会」では、荒茶の外観・香気・水色・滋味の4項目の審査において、“最優秀賞”に選ばれました。

やぶきたの特長は何でしょうか

やぶきたは、旨み・甘み・渋みのバランスが絶妙で、上品で清々しい爽やかな香りと爽快感が特長です。

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豊好園

産地:静岡県 両河内(りょうごうち)

【003 OKUYUTAKA -おくゆたか- 】

(片平次郎 様)

おくゆたかができるまでの経緯

晩生品種を植えるために、選んだのが『おくゆたか』でした。おいしい品種を植えたかった。

おくゆたかは、強い品種なので栽培はそう難しくないが、揉みづらさがあり製造が難しい。

収穫期がごく短く、摘期を外してしまうと揉めないため、ここという日を狙って採らなければなりません。その見極めが大事です。

こだわりのポイントを教えてください

もちろんですが、摘期を逃さないこと、それと窒素量を少なくし、足りない窒素を補うくらいにすることで、茶葉の持つ独自の香味が出るようにしています。

人間基準でお茶を作るのではなく、お茶が過ごしやすい環境で気持ちよくイキイキ育ってくれることが自分にとっては大事なこと。

お茶は生き物だけど言葉がしゃべれないから、土壌分析をして状態を見ながら与えるものを決めています。

お茶が自ら生み出す旨みや香り。それを最大限に引き出し、「お茶は自然のもの」であることを感じていただけるよう、大切に育てるのが茶農家の仕事だと思っています。

おくゆたかの特長は何でしょうか

おくゆたかはお茶らしいお茶です。被覆することで、香りと旨みに特化し、おいしくなる。うちは直接被覆ではなく、棚栽培にすることで、その分コストや手間が何倍もかかりますが、葉痛みなく、茶葉がキレイにのびのび育ちます。

渋みは少なく、旨いだけのお茶です。

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茶夢茶夢ランド

産地:静岡県 牧之原

【004 KIRARI31 -きらり31- 】

(植田善久 様)

きらり31ができるまでの経緯

茶夢茶夢ランドは、現在18名(4件)の組合員で成り立っています。
きらり31という品種は宮崎県の品種で、あまり苗が手に入らない希少品種です。静岡では2015年に自分達が一番最初に始めました。
私達のお茶作りは、こういうお茶を作りたいという想いを元に、そこから道具を揃え、環境を整えて始めていきます。きらり31は、傾斜の山に機械を入れて平らにするところから新たに始めました。

こだわりのポイントを教えてください

傾斜の山を削って有機物が少なくなったところに、有機や自然の山草、堆肥などを入れ、なるべく農薬に頼らずに、複合発酵酵素を使い、土壌中の土着菌を活性化する土作りをしました。
そうすることで、本来の土壌を活かしつつ、環境にやさしく、病気にも強いという上質なお茶になりました。
情熱の差で手の掛け方が変わってきます。
お茶作りはまさに子育てと同じ。今はその真最中で、愛しい我が子を大切に育てる毎日です。成人になるのがとても楽しみです。

きらり31の特長は何でしょうか

きらり31は、色沢・香気・水色に優れた、日本茶の良いところを合わせ持つ高品質のお茶です。
どうぞご賞味ください。

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山梅 富田

産地:静岡県 牧之原

【005 SAEAKARI -さえあかり- 】

(富田佳通 様)

さえあかりができるまでの経緯

2015年にやぶきたを改植して、さえあかりを始めました。
最初の3~4年は、強風で葉が落ちてしまうので藁を当てたり、防風ネットをしたり、その他にも育て上げるまでの間にはいろいろ試行錯誤を繰り返し苦労もしましたが、たくさん手が掛かった分、2020年に最初の一番茶が収穫できた時は大変うれしかったです!

こだわりのポイントを教えてください

土作りは、なるべく肥料や農薬に頼りたくないので、複合発酵酵素を使用しています。
肥料は有機率70%の国産ものに限り、土に上質なたんぱく質を入れると、酵素が地場菌の餌になり土壌が活性化されるので、土本来の力を引き出してあげることで、より自然で味の良いお茶になります。
さえあかりは病気に強いので、農薬がカットできることが利点です。
その利点を生かしたお茶作りで、環境にも体にも優しい優良なお茶に育っています。
近年、高品質のお茶として注目を集めるようになってきました。
お茶を飲んで「おいしいかったよ」と言われることが何よりの喜びです。
皆さんが健康になり、そしてさらにおいしいお茶作りを目指して、日々がんばっています。

さえあかりの特長は何でしょうか

さえあかりは、アミノ酸含有量が多いので、旨み・甘みが強く、水色はキレイな緑色をしています。

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複合発酵酵素とは

複合発酵酵素を土に施用することにより、その土地の昔から存在しつづける有用微生物菌を生かし、増殖させ、植物の生命線である根の先端の毛細根をしっかり育成し、繁殖させることで、力強いお茶の木に育てることができます。